カモミール(ジャーマン・ローマン) 精油


☆ カモミール(ローマン) ★ カモミール(ジャーマン)
☆ ROMAN CHAMOMILE ★ GERMAN CHAMOMILE
学名: ☆ Chamaemelum nobile / Anthemis nobilis
Matricaria chamomilla / Matricaria recutita


精油種類: 草本
抽出部位: 頭状花
抽出方法: 水蒸気蒸留法
原産地:  イギリス

ノート(香りの種類):☆★ どちらもミドルノート
精油の香りの度合い:
☆ ローマンカモミール:
★ ジャーマンカモミール:非常に強い

<精油の効能>
☆ ローマンカモミール
鎮痛、催眠、神経鎮静、抗神経痛、抗炎症、鎮痙、消毒、殺菌、殺バクテリア、駆風、胆汁分泌促進、瘢痕形成、消化促進、月経促進、発汗、解熱、貧血防止、利肝、癒傷、強肝、健胃、強壮、駆虫作用があります。
★ ジャーマンカモミール
鎮痛、神経鎮静、神経強壮、抗アレルギー、抗炎症、鎮痙、
殺菌、殺バクテリア、抗真菌、駆風、瘢痕形成、胆汁排出促進、消化促進、月経促進、
解熱、強肝、白血球生成促進、健胃、発汗、駆虫、外傷治癒作用があります。


<注意事項>
☆ ローマンカモミールは大量に使用すると、催眠作用があります。
★ ジャーマンカモミールは無毒非刺激ですが、まれに皮膚炎を引き起こします。


<香りの感想>
☆ ローマンカモミール
淡い青色をしています。
フルーティな、甘い、フレッシュな、温もりのある、薬草のような、
濃厚な、草のような、快い、リンゴのような香りがします。
★ ジャーマンカモミール
とても濃い青色をしており、粘性があります。
甘い、温もりのある、グリーンな、かすかに苦い、薬草のような香りがします。


精油の雑学とエピソード♪



昔からカモミールは近くに植えてある低木類の病気を治すところから
「植物のお医者さん」といわれています。

ローマンカモミールはジャーマンカモミールと比べてやや大型、
また花床(黄色い部分)がジャーマンは中が空洞になっています。
またジャーマンカモミールのMatricariaは“子宮”を意味し、
chamomillaは“小さいリンゴを意味します。

ローマンカモミールは淡い青色で時間の経過と共に黄色に変色します。 そしてジャーマンカモミールの“青”は有名ですね。
アズレン(強い抗炎症成分です)の含有率が高いため
美しいインクブルーになります。

ちなみに植物としてのカモミールの中にアズレンは存在しません。
実はこのアズレン、蒸留中に形成される成分なのです。

シャンプーなどにも長年、使用されてきました。
毛髪の艶をよく、美しくします。
また現在、化粧品と香水などにも使用されています。

カモミールは非常に高価なエッセンシャルオイルの一つ。
質の良い精油は、その効果とともに香りもとても素晴らしいものです。


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