沈香(じんこう)

沈香 マレーシア産 タニ沈香


沈 香(じんこう)


 ジンチョウゲ科のアキラリア属の樹木が沈香樹と呼ばれ、ベトナム、インド、マレー半島、中国の森林奥深くに分布している。常緑の高木で高さは18m~24m、幹の周囲は60cm~4mにまで成長する。その材には香気はないが、老木や倒木、虫食いや落雷により傷つけられたその傷口に細菌類が付着し長い年月を掛けて沈香になり、加焼燃焼させるとさらに未知の化合物がかかわり香気を発し、古くから練香や香道、高級線香に用いられてきた。沈香は梵語では「アガル」といい水に沈むという意味で漢民族は「アガル」と意訳して沈水香、略して沈香と名づけられました。原木は、比重が0.4と非常に軽いが、樹脂が沈着することで比重が増し、水に沈むようになる。これが「沈水」の由来となっている。幹、花、葉ともに無香であるが、熱することで独特の芳香を放ち、同じ木から採取したものであっても微妙に香りが違うために、わずかな違いを聞き分ける香道において、組香での利用に適している。
  シャム沈香とは、インドシナ半島産の沈香をさし、香りの甘みが特徴。タニ沈香は、インドネシア産の沈香をさし、香りの苦みが特徴。 沈香は香りの種類、産地などを手がかりとして、いくつかの種類に分類される。その中で特に質の良いものは「伽羅」(きゃら)と呼ばれ、非常に貴重なものとなっている。 伽羅の語源は梵語で黒を意味する「カーラアグル」と言われ、伽南香、奇南香の別名でも呼ばれる。、奇応丸などに配合されている。 「日本書紀」には推古天皇三年(595)の夏四月の条に「沈水(じむ-沈香のこと)淡路島に漂着。その大きさ一囲。嶋の人、沈水を知らずして薪に交ててかまどに焼く。その烟気、遠く薫る。即ち異なりとして之を献る。」と日本に香木が伝来した最初の記録がある。最も有名なのは正倉院の「蘭奢侍」で、聖武天皇の時代中国から献ぜられたもので長さ160cm、重さ11.6kgである。
 

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