和ろうそくについて
~癒しの空間~




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●石川県七尾市の和ろうそく歴史


 ろうそくは仏教の普及と共に、仏壇に使う灯りとして広まったものと思われる。
 江戸時代に原料の油をとるハゼの木の栽培が奨励され、提灯の普及と相まって
 日本各地で作られ、現在は仏事用や祭礼用として使われている。
 七尾ろうそくは、藺草の髄と和紙で作った芯に、
 植物性油からとった白ろうを手で塗り重ね太くして行く伝統の手作り技法です。
 
 江戸時代には七尾で「蝋燭座(ろうそくざ)」が設けられました。
 「座」とは現代における同業者組合のようなものです。
 
 当時、物資の運搬には主に船が使われました。
 ろうそくの「ろう」原料となる櫨(ハゼ)やイグサは四国や九州より、
 芯に使われる和紙は石見(いわみ)より船で運ばれてきたようです。
 「北前船」が活躍の舞台でした。

 七尾は湾の奥にあり、日本海の荒波から守ってくれ、物資の
 あげおろしには最適でした。
 このような背景から七尾でろうそくの生産が盛んとなっていきました。

 また、能登は神社・仏閣が多く、信仰心の篤い信仰心のあつい土地柄でもありました。
 
 神仏に平素からの感謝の気持ちや、家族の健康を祈る道具として
 ろうそくにあかりを灯す。 またはテーブルのうえであかりを囲み、
 普段はできない話しをしたり
 庭にろうそくを配し、ゆらゆら揺れる炎をながめることによって
 いつの間にかこころ静かになっていく。

 脈々と受け継がれる「こころ」の文化を大切にしていきたいと思っています。
 「能登はやさしや、土までも」この言葉通りの人に優しいろうそくとなっております。


●和ろうそくの3つの特徴

和ろうそくの芯は、和紙にイ草から採れる灯芯を巻いてつくられます。
溶けたロウを芯が吸い上げながら燃えます。
最後まできれいに燃え尽きるのが特長です。
炎は大きく、風が吹いても消えにくい。
植物性の材料の為、すすが付かず、石油を使わないという点でも体に優しい灯りです。

●和ろうそくの原料について説明

 和ろうそくは植物性の油(ハゼ、パームなど)を主原料に作っています。
 芯は和紙と灯芯(イグサの髄)を使って一本一本、手で巻いています。

 使用途中で炎がとても大きくなることがあります。それは黒く炭化した芯が残って
 いるためですので、燃えないもので黒くなって残っている芯を切ってご使用ください。

●スローライフに和ろうそくはいかがですか。

 たまには電気を消し、食卓やリビングに、和ろうそくを一つ灯してみませんか。
 親しい人と灯りを囲むとき、そこには親密な暖かい雰囲気が生まれます。
 昔は、神仏に平素からの感謝の気持ちや、家族の健康を祈る道具として
 ろうそくにあかりを灯していました。
 一つのろうそくを囲んで、ゆらゆら揺らめく炎に照らされれば、
 いつもよりもゆったり温かいコミュニケーションが可能となるでしょう。

●和ろうそくはお香と共に、癒しアイテムにぴったり

 ろうそくの炎には、癒しのリズムである、1/fの揺らぎが出ています。
 電気を消して、ゆらゆらした炎で、リラックスが可能です。
 お香の香りと組み合わせることで、リラックスの効果が倍増されるでしょう。
 晩酌をしながら、リラックスタイムをお過ごしくださいませ。
 従来ろうそく=お仏壇のイメージが強いのですが、近年では、モダンな柄のろうそくも
 多数あり、インテリアにも合う和ろうそくが注目を集めています。

●絵ろうそくの絵について

北陸では冬の間、お仏壇に供える生花が少なく、
また高価だったことから、ろうそくに花の絵を描いてお供えしていたようです。
その風習が今でも「絵ろうそく」として残っているようです。
季節感を演出したり、インテリアのひとつとして「絵ろうそく」をご利用下さいませ。

●和ろうそくの材料と製作工程

和ろうそくと西洋ろうそく(キャンドル)では原料も芯材も違って、石油から採れるパラフィンを
原料としている西洋ろうそく(キャンドル)に対して、和ろうそくの原料は「ハゼ」という
ウルシ科の植物の実から採れる木蝋を使っています。
芯は和紙とイグサのズイ・真綿、ロウも芯もすべて植物から作るため、
煤(すす)が出にくく、キャンドルに比べ炎が大きいのが特徴なんです。

その工程のほとんどが手作りで大変手間のかかる「和ろうそく」
ハゼの実や植物性の原料を使い、伝統的な製法を守って作り続けている工房は、
今では全国でも少なくなってしまったようです。
細く丸めた和紙に、細いカンピョウのような灯芯を巻き、ろうそくの芯となる部分を作ります。
その灯芯に、ロウを掛けて乾かし、表面を化粧蝋で整え、和ろうそくが出来上がります。

●和ろうそくは石川県七尾市の高澤ろうそく店で手作りされています。

 製作は、明治25年の創業以来、石川県七尾市に店舗を構え、
和ろうそく一筋に商いを続けている『高澤ろうそく店』です。
 今も昔も仏事用途の需要が大部分を占めるものの、現代の生活様式にもマッチする
和ろうそくの新商品・新用途開発等に積極的に取り組み、新しいことへ挑戦しながらも、
しっかりと伝統を守り続けている老舗のろうそく店です。


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