お香の原料 丁子 (ちょうじ)

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丁子 クローブ
丁子(ちょうじ)

丁字はフトモモ科の常緑樹で、深紅の花が房になって咲きます。高さは10m~15mにも成長し、原産地は高温多湿の熱帯アジア地方でインドネシアのモルッカ諸島といわれています。蕾は、はじめ緑色をしていますがピンク色に変わった時に摘み取られ、乾燥させます。蕾の形が針に似ているので古いフランス語でCLAUクラウ(ラテン語のCLAVUSクラブス(釘)に由来)、中国では針の意味にあたいする「丁」の字があてはめられ丁字または丁香と呼ばれています。その他ドイツではNELKEN(小さな釘)英語ではCloveと呼ばれています。

 紀元前3世紀には中国へ伝わり、1世紀にはアラビア、中国を経てヨーロッパに伝わり、7.8世紀にはヨーロッパ全土に伝わりました。当時は王侯貴族のためだけの高価な貴重品とされていました。日本へは正倉院の御物の中にこの丁字が見られることから仏教伝来と同時期と思われます。薫香材として幅広く用いられました。

 16世紀初頭の新航海開拓時代には、この丁字と胡椒の獲得が目的とされ、地理上の発見とともに、世界の歴史が大きく変わりました。18世紀には、フランス人が東アフリカ地方の島々に移植しマダガスカル、サンジバルが生産の中心となりました。今でも中東の丁字入りタバコは有名です。又丁字は香りとしては甘さとシャープさを出してくれます。

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