イランイラン 精油


イランイラン 
YLANG-YLANG


精油種類: 高木
抽出部位: 花
抽出方法: 水蒸気蒸留法
原産地:  アジアの熱帯地域タヒチ、フィリピン

ノート(香りの種類):ミドル~ベースノート
精油の香りの度合い: 強い

<精油の効能>
抗うつ、催淫、神経鎮静、神経強壮、調整、循環器系刺激、血圧降下、消毒、抗感染、抗菌、抗脂漏症、幸福感を増す作用

<注意事項>
無毒で非刺激性ですが、過敏反応を起こしたという報告があります。酔うような強い香りは、人により頭痛や吐き気を催すこともあるようです。
リラックス効果のある精油ですが、あまり長期間にわたって使用していますと、反対の結果を引き起こしてしまう事もあります。
気をつけて使えば大丈夫でしょう。

<香りの感想>
エキゾチックなその香りは人々を愛へと導きます。
甘いフローラルな香りです。
オリエンタルで魅惑的、官能的という表現では、エッセンシャルオイルの中でも1、2を競うのではないでしょうか。とても華やかな香りです。


精油の雑学とエピソード♪



名前はマレー語で“アランイラン”、「花の中の花」という呼び名に由来します。香料の木、として有名ですね。


インドネシアでは、新婚のカップルが夜を過ごすベッドに
イランイランの花をまきちらす風習があります。
この香料の催淫特性を尊重したものでしょう!


新鮮な花を水蒸気蒸留法および水中蒸留法で蒸留しますが、
最初の蒸留分 約40%を“イランイラン エキストラ”と呼びます。
これが最上級品とされています。
さらに1級、2級、3級と取ることが可能ですが、質は落ちます。

また1~3級を分留せず“コンプリート”オイルとして作られることもあります。 ちなみに3級以後のものが“カナンガ”の名称で市場に出ることもあります。


イランイランはその昔、「貧乏人のジャスミン」と呼ばれたこともありました。ですが現在、華やかな香りもさることながら優れた揮発保留剤ともなるため、高級な香水にも広く使われています。


お香とアロマ香りの雑学ページは
こちら→お香とアロマ香りの雑学


   お香通販専門店 石川金沢|アロマ香房焚屋HOMEへ