香道・薫香の用語解説

香り用語のジャンル:香木

銘香・名香

めいこう


(用語解説)
非常によいにおいを立てる優れた香や、
世に名高い香を銘香というが、
銘香はその特色を現すため、

和漢の故実、典籍、詩歌、香の出所、所有者、伝来、
木色などによって、1つ1つの雑名、
すなわち銘を付けたものが多い。これを銘香という。

銘香は古くは、「源氏物語」の梅枝の巻きにある薫物に
黒方、侍従、梅花、荷葉の四種の銘があり、
鎌倉時代の寂連の「薫集類抄」には、この四つに菊花・落葉が
加わって六種となって定まった。

時代が変わり、一木の香木へ移るにつれて、
一木香の名香があらわれ、香道の初期になると
「五月雨日記」「尺素従来」に数種の名香がきされて、
さらに、六十一種、あるいは六十六種銘香が伝書で
伝えられるようになる。

初めは、見立や時興などのものもあったが、
次第に引歌証歌等によるようになり、
佐々木道誉以降は古歌を証歌とする雑言が多い。


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