お香の雑学 体身香

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楊貴妃もご愛用の体身香

※体身香とは?

体身香は体から異性を魅了する香りを放つ丸薬です。
中国では身体からよい香りがしていることが美人の条件であり、
身体に何かをつけるのでなく、芳香物の丸薬を長年に渡って
飲む事で体臭を変えてしまう。この丸薬が体身香です。

これを実行した代表的な人物が楊貴妃であり、
多汗症の楊貴妃は麝香(ムスク)の妖艶な香りを好みました。
また楊貴妃は挙体異香という、全身からただならぬ
よい匂いを発する体質の人だったそうです。

さてこの体身香はどのような調香法だったのでしょうか
隋・唐時代の医学を集大成したといわれる「医心方」に香料を食べて
体から芳香を漂わせる方法、「芳気法」の記述があるそうです。

丁子(クローブ)
フトモモ科の常緑高木。花は多数の雄しべをもち強い芳香がある。
つぼみを乾燥させたものを形状に模して丁字、または丁香と呼ぶ。
紀元前からギリシアや漢に知られ、日本では正倉院御物にみられる。

麝香(ムスク)
麝香 ジャコウジカの性的分泌物を貯蔵する袋。
現在はワシントン条約により捕獲禁止のため、合成されたものが多く用いられる。
女性を魅了するフェロモンの香りと言われる。

霊陵香
サクラソウ科の草を乾燥させたもの。

桂皮(シナモン)
クスノキ科の熱帯性常緑樹の樹皮。スパイシーで甘みのある香り。

これらを粉末にして練り、丸めて香薬を作ります。
この香薬を一日、12個服用すると

3日間続けると口中が芳香を放ちはじめます。
5日目には体から香気が発します。
10日目には着ている服に香りが移ります。
20日目には、すれ違う人も気がつくほどの桂香が漂います。
25日目には、手や顔を洗った水に香気が移ります。
1ヶ月後は、その芳香が抱いた赤ん坊にまで移ります。

その効果は驚くほど高かったそうです。
これらの香料は、体内から芳香が立つだけでなく、
媚薬としての効果もあると 伝えられており、「体身香」と呼ばれています。

体身香は日本にも伝わり、奈良時代の貴族も、
さらに僧侶までもがこれらの香薬を美容と強精のために利用していたとそうです。

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◆参考文献 日本香堂HP◆