香りの雑学 訶梨勒 (かりろく)
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訶梨勒(かりろく) |
訶梨勒 新年や慶事の席の床に「訶梨勒」という袋物が飾られることがある。室町幕府八代将軍・足利義政に仕えた同朋衆が記したといわれる『御餝書(おかざりしょ)』に「一かりろくとて柱飾なり」とあるように、室町頃にはすでに書院の柱飾りとなっていた。邪気を払うといわれ、現在では匂い袋の一つにもなっていますが、じつはこの訶梨 勒は、奈良時代に鑑真和上が将来した、インド伝来にルーツがある。 文化二年(1806)の奥書のある『懸物図鏡』には懸物としての「訶梨勒」について「慈照院(足利義政)のお好みで作らせた物で、霊綿綏(れいしさい)ともいう。
昔は訶梨勒を糸でつないだだけのものを使っていたが、義正の時から袋の中に納めるようになった。」と書かれている。 いずれにしろ、古来、大切に保存されていた訶梨勒が、しだいに形を替え、 霊力を尊ばれて床飾りにまでなったものと考えらる。 袋の中には訶梨勒の実(訶子ともいう)が入っている。 その数12,これをうるう年には13個にすると言い伝えられてきた。 「訶梨勒」(かりろく) その果実に似た卵形に作り、長さ20cm、径8cm。 白子・白綾の袋に入れて朱色の緒で吊る。 邪気を払う具として柱に掛けた事に始まる。 ・・・・「広辞苑」より抜粋 国内では、鑑真和上が中国から渡来された際、 海南島から持参した訶子が、正倉院に収められています。 室町時代から、新年や慶事の席の柱に 「訶梨勒」を魔除けとして飾る風習がありましたが、 今日では、訶子も入手困難で、珍しいものとなりました。 |
訶子の実
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